内部変数と自由変数

内部変数

Satsuki.pm内のメンバ変数でパーサの動作を設定するものを内部変数といいます。

変数名機能
chain_linebool行連結記法を有効にする。
section_numberbool見出しに章番号を出力する。
section_startint見出し番号の初期値。デフォルトは1。
section_prefixstr見出し番号の手前に付加する文字列。
section_suffixstr見出し番号の後に付加する文字列。
timestamp_datestr時刻付き見出し記法で、UTCを指定した際の日付の書式。デフォルトは '%Y/%m/%d'
br_modebool\nを改行(br)に置換する。
p_modeint0:段落処理しない。1:一行を段落(p)として処理する。2:空行までを段落(p)として処理する。
p_classstr段落処理で出力するpタグのclassを指定します。
ls_modebool行間をbrに置換します。段落処理の場合は1行の行間は無視されます。
seemore_msgstr「続きを読む」のメッセージを変更します。
list_brboolリスト記法のアイテムが複数行に渡るとき、行ごとに<br>を付加する。
tex_modebool$~$ や $$~$$ 内にTeX数式を書けるモード。
  • str : 文字列
  • int : 数値
  • bool : 0(false) または 1(true)

この中の一部は、adiaryの「管理」→「基本設定」→「編集画面の設定」から変更できます。

内部変数の書き換え

本文から内部変数を一時的に書き換えることができます。

例えば、次のようにします。

::tex_mode=1
$ a^2 = b^2 + c^2 $

a^2 = b^2 + c^2

「=」の両側にはスペースを含むことができます。

自由変数

内部変数とは別に、ユーザーが自由に使える変数空間があります。

:::x=13
:::y=3
:::msg = xの[$y]乗は[calc:x^y]です。
変数x=[$x]です。
[$msg]

変数x=13です。

xの3乗は2197です。

こんな風に使えます。変数には文字列でも何でも代入できます。

  • 「=」の両側にスペースを含むことができます。
  • 【Ver3.10】記法タグ内で変数を展開できます。
  • 【Ver3.10】変数定義内の記法タグが展開されます。

自由変数の使い道として電卓記法も参照してください。

この自由変数は、記法タグの定義で使われる「変数展開」の変数領域と同一になっています。

定義済み自由変数

変数名内容
Basepathadiaryが置かれてるディレクトリまでのURL上のパス
pubdistBasepathから共通公開ディレクトリまでのパス(pub-dist/)
publicBasepathからそのブログ固有の公開ディレクトリまでのパス(pub/<uid>/)
imageBasepathからそのブログ固有の画像ディレクトリまでのパス(pub/<uid>/image/)
myself自分自身のブログトップまでのパス
myself2自分自身のブログトップまでのパス(path_info用)