自前サーバへのインストール
ローカルのサーバ、自前で管理しているサーバ、VPSサーバ等へのインストール方法を述べます。
前項のレンタルサーバを前提としたインストール方法よりも内容的に高度になります。なお、Apacheはすでにインストールされ、設定も済んでいるものとします。
※パッケージコマンドはDebian系に準拠しています。他のディストリビューションやFreeBSD等では適当に読み替えてください。
gitを使用する
自前サーバでしたら、gitを使うと圧倒的に楽ですので、その方法で説明します。
まずgitをサーバにインストールしてください。
$ sudo apt-get install git
次にadiaryを展開したいディレクトリに移動し、Githubからソースを取得します。
$ git clone https://github.com/nabe-abk/adiary
実行した場所の adiary/ 以下に全ソースファイルが展開されます。
アップデートする場合は「adiary」を展開したディレクトリに移動して以下のコマンドを入力するだけです。
$ git pull
開発版が欲しいとき
$ git pull origin develop:master
tag.bz2から展開する
ファイルを取得して展開したいディレクトリで次のコマンドを入力してください。*1
$ tar xvf adiary-3.xx.tar.bz2
アップデード時は、新しいアーカイブを展開してから cp -Rp 等で上書きする必要があります。
Perlのインストール
Perl及び必要なモジュールをインストールします。すでにインストールされている場合は必要ありません。
$ sudo apt-get install perl $ sudo apt-get install perlmagick libnet-ssleay-perl libcryptx-perl
- インストールモジュール : Image::Magick, Net::SSLeay, CryptX
RPM系の場合は以下
$ sudo yum install ImageMagick-perl perl-Net-SSLeay perl-CryptX
パーミッションの設定
cgiファイルにはすでに実行属性がついていると思いますので、ディレクトリの書き込み許可だけ設定してください。
$ chmod 777 __cache data pub
suEXEC環境ではこの設定は不要です(よく分からない時は設定を行ってください)。
confの設定
サンプルから .conf.cgi を設定してください。面倒ならばデフォルトのままで大丈夫です。
$ cp adiary.conf.cgi.sample adiary.conf.cgi $ vi adiary.conf.cgi
詳細はadiary.conf.cgiの項目を参照。使い勝手よりセキュリティを重視する場合admin_trust_modeを解除したほうが良いです。
adiaryへのアクセス
adiary.cgiへアクセスして適当なID/PASSでログインしてください。
うまくログインできたらあとは画面の指示に従います。