基本的な設定
adiaryの設定には adiary.conf.cgi などのファイルを書き換えるものと、adiaryシステム上(ブウラザ上)から管理→日記帳の設定で行うものの2種類が存在します。
全体としての動作を決めるのが adiary.conf.cgi です。通常あまり凝った設定は必要ありませんので、いくつか大切なものをピックアップして解説します。
ルータPCやFirewall内の外部公開wwwに adiary をインストールする場合
adiaryはアクセス時のホスト名を基本として動作しますので、RSSに内部ホスト名やIPが出てしまったり、トラックバックなどが送れなかったりします。この場合は、外部から参照するサーバ名を adiary.conf.cgi で設定してください。
<$Server_name='my-offical.host.name'>
ルータの仕様などで、ローカルからここで設定した Server_name にアクセスできないときは次も設定してください。
<$Redirect_use_relative_url = 1> ←有効にする
タグの利用制限を外す
adiaryは信頼出来ない第3者にレンタルしても問題が起きないようなセキュリティ設計になっています。そのためタグの利用制限がキツくなっており、JavaScript などを記述できません。
信頼出来る仲間内、または個人で利用する場合は adiary.conf.cgi 中で trust mode(トラストモード)を設定すると、タグの利用制限を外すことができます。
<$v.trust_mode = 1>
管理者のみタグ制限を外す場合は、上を設定せずに次を設定します。(Ver1.31~)
<$v.root_trust_mode = 1>
追加のはてなテーマ
adiaryでは「はてなテーマ」が使用出来ます。必要な方は はてなテーマ をダウンロードした上で、theme/hatena/ ディレクトリ内で展開してください。
【ファイル構造】 theme/ satsuki/ hatena/ _skelton/ artnouveau-blue/ : hatena/ hatena2/ : :
画像アップロード機能でサムネイル(縮小画像)を作りたい場合
レンタルサーバでなければ、ImageMagick(PerlMagick)をインストールしてください。レンタルサーバの場合は、個人で ImageMagick をインストールすることができません。
画像アップロード機能が要らない場合
adiary.conf.cgi 中の v.uploader の設定値を 0 に書き換えて、uploader.cgi の実行属性を消してください(削除でも可)。
<$v.uploader = 0>